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野村忠宏氏のコンディショニングラボ「Nom-Lab.」事業理念構築。

「カラダに未来を。」世界最高峰アスリートの想いとは?||東京都目黒区

ご存知、柔道家 野村忠宏さんは、

1996年のアトランタ五輪、
2000年のシドニー五輪、そして
2004年のアテネ五輪

……の3大会で金メダルを獲得。柔道史上初、また全競技を通じてアジア人初となるオリンピック3連覇を達成したとんでもないアスリートです。

現在は、TVのキャスターなどの他、自らプロデュースする「野村道場」というイベントを全国で展開し、子どもたちを中心に日本の柔道の魅力を伝える活動をされています。

そして今回、野村さん自らが立ち上げ経営するコンディショニングラボ「Nom-Lab.(ノムラボ)」が、2025年1月27日、東京都目黒区にオープンしました。「Nom-Lab.」は「鍼灸接骨院×ピラティス」で、身体の調子が悪くなった時に対処することはもちろんですが、本来のグッドコンディションとは、身体を普段から整えることで得られる・・・という想いが込められています。

クロマニヨンは、そのオープンの1年以上前になる2023年11月に野村さんからご相談をいただき、事業理念の構築プロジェクトがスタートしました。以来、約1年間にわたる対話は、この事業に込めた野村さんの強い思いを受け取っていく作業でもありました。

特に「私の柔道人生は、40歳の引退まで正に怪我との戦いであり、それは自分のカラダとの深い向き合いの日々だった。」という言葉は、おそらく他の誰が言うよりも説得力があり、そして非常に迫力あるものに感じました。今回の事業を思い立たれた強い動機の源は、誰もがたどり着けない境地への探求を経て生まれたものなのだと強く認識したのを覚えています。

「野村道場」というプロデュースイベントで全国の子ども達に柔道の楽しさを伝える活動や、キャスター・講演活動など多忙な日々の合間に時間をとっていただき、幾度もヒアリングを行いましたが、その時間の経過の中で野村さんが深く深く自らの気持ちに向き合い言葉にされていく過程は、矛盾の無い純粋なものでした。

 

そして「Nom-Lab.」オープンに向けて、野村さんと一緒に作り上げた言葉はこれです。

「いつまで大好きな旅行ができるか?」「いつまで自分の夢に挑戦できるか?」「将来、かわいい孫とお遊べるか?」など、すべてはカラダが気持ちよく動くかどうかにかかっている。今、カラダに向き合うことは「カラダの未来」をつくっていくということ。今の自分のカラダに向き合い、しっかりと整えていくことは、結果として自分の人生の「未来」を明るくするということなのだ。・・・そんな気持ちが込められたブランドメッセージとなっています。

 

カラダに未来を。

体を整えることで、心も整う場所をつくりたい。

そんな思いでこの「Nom-Lab.」をつくりました。

日々、自分の体を意識して、

最適な状態にコンディショニングする。

その結果、心まですこやかな状態を保つことができ、

人生をより豊かなものに変えることができる。

体の内からこみ上げる幸せを実感し、

今、そして未来を楽しむ選択肢が広がるように。

私たちは、今日もここで皆さまをお待ちしています。

柔道家 野村忠宏

 

「Nom-Lab.」のスローガンとも言えるこの言葉と文章は、一貫性をもったメッセージとして提供価値を表したものです。
また、表にはあまり出てこないと思いますが、「Nom-Lab.」のブランドの「核」となる 「MISSION」 を頂点とする理念体系も構築しました。

「MISSION」は、この場所で働く皆さんが共有する自分たちの「存在意義」ともいえます。野村さんの「カラダとの対話」というキーワードをもとに、健康的でアクティブな社会の実現を目的とした存在しているということになります。


「VISION」は「MISSION」を実現するために、どんな在り方を目指すのか?という自分たちの定義になるものです。ここでは、満身創痍を何度も経験した野村さんが「自分が本当に通いたくなるような場所」という言葉から導きだしました。この言葉は、同院のホームページなどにも掲げられています。

最後の「GOLDEN RULES」は、「VISION」を体現するにあたって「皆で大切にする価値」と言えるものです。野村さんの3つの金メダルにあやかって(^^)、「お客様・仲間・自分」という3つの方向性の「ゴールデンルール」としました。


今回のプロジェクトは、世界と戦い続けた一人の人間のメンタリティに直接ふれさせていただく、貴重な体験になりました。そしてこれらの言葉を、野村さんもアイディアを出しながら一緒に作ることができたので、本当にリアルで分かりやすく腹落ちできる言葉ができたと思っています。

これらの理念が社内に浸透し、「Nom-Lab.」のブランドを形成していく核(コア)となることを祈っています。
皆さんもぜひ機会があれば「Nom-Lab.」を体験してください!

 

そして、素敵な取り組みをされている、野村忠宏さんを応援しましょう😊。


(Nom-lab.オープニングレセプションにて)

 

 

プロデュース&ディレクション
小柳 俊郎(CROMAGNON&Co.
野中 聡(CROMAGNON&Co.)

ライティング
松田 正志(文と絵)
小柳 俊郎(CROMAGNON&Co.)

 

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CLIENT
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WEB
https://nextend.jp/

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