「九州産業大学」その想いを体現する、新たなブランドロゴとVIの構築
3年にわたるブランド再構築から生まれた、次代の九産大を象徴するデザイン | 福岡市
「次代を描く感性、世界を動かす実践力。」
九州産業大学の新しいブランドメッセージと、その根幹となるブランドアイデンティティです。この言葉にたどり着くまで、私たちは大学の歴史をひもとき、理事長・学長をはじめとする多くの教職員の声に耳を傾け、対話と検証を重ねてきました。そこで見えてきたのは、文系・理系・芸術系の学部が一つのキャンパスに集う九州産業大学だからこそ育める「芸術的感性」と「実践的知性」でした。

それは、九州産業大学が創立以来、大切に受け継いできたブランドのDNAであり、これからの社会に対して発揮していくべき、大学の存在意義そのものでもあります。言葉によって明らかになった九州産業大学のアイデンティティを、次にどう視覚化するか。
ブランド再構築プロジェクトの第二フェーズとして取り組んだのが、新しいコミュニケーションシグネチャーとVI(ビジュアルアイデンティティ)の開発です。
この開発には、大和ハウスグループ、KIRIN、ニコン、ブリヂストンをはじめ、国内を代表する企業のブランドロゴ開発やリニューアルに携わってきた、株式会社ブランダーズ代表/クリエイティブ・ディレクターの末永圭三氏が参画。
末永氏には、形をデザインする段階だけでなく、その前提となる九州産業大学の歴史、建学の理想、ブランドアイデンティティについても深く考察していただきました。
・九州産業大学らしさは、どこに宿っているのか。
・長い歴史の中で受け継ぐべきものは何か。
・そして、次の時代に向けて、何を新しく示すべきなのか。
クロマニヨンとブランダーズは、大学とともに何度も議論を重ねながら、九州産業大学の存在意義を象徴する形を探っていきました。今回のデザインは、大学の校章に受け継がれてきた「楠の葉」と「椎の葉」をモチーフとして継承しています。

そのモチーフに重ねたのが、「産と学」「感性と実践力」に代表される、九州産業大学が内包する二面性です。
異なる性質を持つものが、一つの場所で出会う。互いを打ち消すのではなく、刺激し合うことで、これまでにない知や発想が生まれていく。一見すると相反する二つの概念を組み合わせ、新しい意味を生み出す「オクシモロン」という考え方を、九州産業大学の個性を表す造形へと昇華しました。
新しいシグネチャーは、単に大学の見え方を新しくするためのものではありません。3年にわたって見つめ直してきた「自分たちは何者なのか」という問いへの答えを、大学に関わる一人ひとりが共有するための象徴です。
同時に、大学における多様な利用場面を想定し、カラー、書体、レイアウト、各種アプリケーションへの展開方法を体系化したブランドコミュニケーションガイドライン(下図に抜粋)も策定しました。
そして、すでにブランドサイトや広報ツール、学内外のサイン、広告やプロモーションなど、学生や教職員、そして社会が九州産業大学と接するあらゆる場所へ、新しいブランドの展開が始まっています。

もちろん、ロゴが完成しただけで、ブランドが完成するわけではありません。
この印が大学の日常に根づき、そこに込められた意味が共有され、一人ひとりの判断や行動につながっていく。その積み重ねによって、ブランドは初めて、その組織らしい力を持ち始めます。
この印が大学の日常に根づき、そこに込められた意味が共有され、一人ひとりの判断や行動につながっていく。その積み重ねによって、ブランドは初めて、その組織らしい力を持ち始めます。
言葉をつくり、映像で伝え、象徴となるデザインをつくる。
そして、大学に関わる人々とともに、その意味を育て続ける。
九州産業大学のブランド再構築は、新しいロゴの完成を一つの節目として、次のフェーズへ進みます。クロマニヨンはこれからも、九州産業大学が「選ばれ続ける大学」となるために、そのブランドが学内に浸透し、社会へ広がっていくプロセスに伴走していきます。




Project Direction:野中 聡(CROMAGNON&Co.)
Strategy & Planning:野中 聡・由見颯汰(CROMAGNON&Co.)
VI Creative Direction & Design:末永圭三(Branders, Inc.)
Produce:小柳俊郎(CROMAGNON&Co.)
- # brand浸透ツール 開発
- # アプリケーション(名刺・封筒・WEB)開発
- # ブランドクリエイティブ制作(動画・印刷物ほか)
- # ブランドロゴ開発
- CLIENT
- 九州産業大学
- WEB
- https://www.kyusan-u.ac.jp/