挑戦心と使命感を胸に、次のステージへ。ダイセーエブリー二十四　ブランド構築

「ダイセーエブリー二十四」は、1969年に「ダイセー陸運」として、たった１台のトラックで名古屋市に創業し、1983年に、チルド食品輸送に特化した今の「ダイセーエブリー二十四」として独立。2021年現在で、2,400人の従業員を抱えるまでに発展してきた愛知県一宮市に本拠をおく物流企業です。

今回、同社は2029年の創業60周年に向けて、新しい時代の物流会社として生まれ変わることを宣言。

巨大な組織全体をまとめ、一つの方向に導いていくために経営理念を整理し、ブランドスローガンを掲げることを決意したのが、2020年の夏。その大きな流れの中で、「every24 ブランドプロジェクト」として、クロマニヨンが担当させていただきました。

最初にプレゼンでお話をさせていただいた時、会社の規模にもかかわらず、社長様はじめアットホームな雰囲気が伝わってきたのを覚えています。その後、プロジェクトがスタートし、経営層への長時間のインタビューや、全社員アンケート。物流の仕組みを支える企画管理部門の方々から、現場を日夜走るドライバーや物流センターの担当者など、たくさんの方々とワークショップを行いました。

その中で明確に感じられたのが、強い使命感、仲間意識、そしてこの会社独特の挑戦することへの姿勢でした。「食は国の命」という先代からの言葉を根底に持ち、仕事の仕組みから、社員一人ひとりの働く環境に対する思いやりまで、今までの物流企業がやってこなかったことに果敢に挑み続ける姿から、社長をはじめ全社の想いが感じ取れました。

その膨大な想いと言葉をいただき、ブランド・スローガンと経営理念体系を作り上げました。

長い歴史がある企業だけに、最初にこの言葉をご提案した時、役員の中にはウルウルされている方もいらっしゃいました。これから、社員一人ひとりが考える「すべての道」とは何か？を議論しながら、本質的なブランドの浸透に入っていきたいと考えています。

そして、ブランドの根幹となる経営理念体系。

人と人の”想い”をつなぎ・・という言葉から始まる、同社の経営理念体系です。
特に「Spirit」と名付けられた部分に、同社のワークショップで出てきた言葉がたくさん散りばめられています。

現在は、ブランド浸透のためのデザインの整理、そしてブランドムービーも制作。今後具体的なアクションも含め、同社の進化が楽しみです。